赤ちゃんの鼻水を自宅で吸い取れる電動鼻吸い器。ピジョンの「シュポット」と「メルシーポット」は、どちらを選べばよいのか迷いますよね。
特に気になるのは、吸引力やお手入れのしやすさ、価格の違いではないでしょうか。
結論からいうと、自宅で使うことを中心に考え、吸引性能の仕様や使いやすさを重視するならシュポット、価格や持ち運びやすさを重視するならメルシーポットS-505が候補になります。
なお、メルシーポットには従来モデルのS-504もあります。2026年6月に発売されたS-505は、お手入れ方法や電源方式が変わっているため、購入前に型番を確認することが大切です。
この記事では、シュポットとメルシーポットS-505の違いをメーカー公表の仕様から比較し、それぞれどんな人に向いているのかを紹介します。
シュポットは自宅での使いやすさ、メルシーポットS-505は価格や持ち運びやすさが魅力です。
気になる方は、最新の価格やセット内容も比較して、ご家庭に合う方を選んでみてくださいね。
シュポットとメルシーポットの違いを比較
シュポットとメルシーポットS-505の主な違いを比較表にまとめました。
| 比較項目 | シュポット | メルシーポット S-505 |
|---|---|---|
| 電源方式 | ACアダプター | ACアダプター・単3形アルカリ乾電池4本 |
| 吸引圧の公表値 | 最大-80kPa±15% | -58~-77kPa |
| 吸引力の調節 | 鼻水の状態に合わせて調節可能 | 3段階で調節可能 |
| お手入れ | 鼻水キャッチャーとノズルを中心に洗浄 | 鼻水収集カップとノズルを中心に洗浄 |
| 本体サイズ | 幅166×奥行152×高さ134mm | 幅95×奥行52×高さ114mm |
| 公表重量 | 約0.9kg(付属品を含む総重量は約1.3kg) | 約290g(付属品含む・電池含まず) |
| メーカー掲載価格(税込) | 16,500円 | 7,980円 |
※価格は2026年10月時点で確認できるメーカー公表価格です。実際の販売価格は店舗や時期によって変動します。また、重量はメーカーごとに付属品の算入条件が異なります。
大きな違いは、電源方式と本体の大きさ、価格です。お手入れについては、どちらも洗浄の手間を減らす工夫がされています。
違い①:吸引圧の数値と吸引力の調節方法
シュポットとメルシーポットS-505は、吸引圧の公表値が異なります。
シュポットの最大吸引圧は-80kPa±15%。さらに、最大吸引流量16L/min±15%という仕様で、吸引圧と吸引流量の両方を重視した独自のポンプを採用しています。
鼻水の状態に合わせて吸引力を調節できることも特徴です。
一方、メルシーポットS-505の吸引圧は-58~-77kPaで、3段階の切り替えに対応しています。
ただし、吸引圧の数値だけで、実際にどちらが鼻水をよく吸い取れるかを判断することはできません。
ノズルの当て方や鼻水の状態などでも吸引結果は変わります。両製品を同じ条件で測定した吸引性能の比較データは確認できないため、どちらが強力とまでは断定できません。
吸引性能の公表仕様を重視したい方はシュポット、3段階から吸引力を選びたい方はメルシーポットS-505を検討するとよいでしょう。
違い②:お手入れするパーツと鼻水をためる構造
お手入れの仕組みも、それぞれに特徴があります。
シュポットは、手元にある鼻水キャッチャーで鼻水を受け止める構造です。
通常の使用では長いシリコーンチューブに鼻水が通らないため、毎回チューブを洗う必要がありません。
使ったあとは鼻水キャッチャーやノズルなどを洗浄します。ただし、鼻水の量が多く、チューブに流れ込んだ場合はチューブの洗浄も必要です。
一方、メルシーポットS-505も、お手入れの負担を減らす設計になっています。
鼻水収集カップとシリコンノズルを洗うことが、メーカーが案内する基本のお手入れです。収集カップには、鼻水がチューブに入り込むのを防ぐストッパーも備えています。
そのため、最新のS-505と比較する場合、シュポットだけがお手入れしやすいというわけではありません。
どちらも使用後の洗浄を簡単にする工夫があり、日常的に使うことを考えた設計です。
違い③:持ち運びやすさはメルシーポットS-505が有利
持ち運びやすさを重視するなら、メルシーポットS-505が便利です。
S-505は幅95×奥行52×高さ114mmのコンパクトな本体で、単3形アルカリ乾電池4本でも使用できます。
ACアダプターも付属しているので、自宅ではコンセントにつなぎ、外出先では乾電池を使うという使い分けが可能です。
旅行や帰省など、自宅以外でも鼻水吸引器を使いたい方には魅力的ですね。
一方、シュポットはACアダプターを使う据え置きタイプです。
本体上部にノズルやチューブをまとめて収納できるほか、持ち手も備わっています。
家の中で移動させることはできますが、使用する場所には電源が必要です。
自宅で決まった場所に置いて使うならシュポット、外出先へ持っていくことも考えているならメルシーポットS-505が選びやすいでしょう。
違い④:メーカー掲載価格はメルシーポットS-505の方が安い
価格にも違いがあります。
シュポットのメーカー掲載価格は税込16,500円、メルシーポットS-505は税込7,980円です。
公表価格を比較すると、差額は8,520円になります。
どちらも生後0か月から使用できる電動鼻吸い器なので、初期費用をできるだけ抑えたい方にはメルシーポットS-505が魅力的です。
ただし、シュポットも販売店によって実売価格が変わります。購入する際は、同じセット内容で価格を比較しておくとよいでしょう。
メルシーポットの旧型S-504とS-505は何が違う?
シュポットと比較する際に注意したいのが、メルシーポットの型番です。
従来モデルのS-504は、コンセントにつないで使う据え置き型で、鼻水を本体側の吸引ボトルにためる構造です。
最大吸引圧は-83kPa±10%で、本体重量は約800g。使用後はボトルやチューブなどの洗浄が必要です。
一方、新しいS-505は、手元の鼻水収集カップに鼻水をためる構造へ変わり、乾電池にも対応しています。
さらに、本体が小型・軽量化され、吸引圧も3段階で調節できるようになりました。
つまり、旧型S-504との比較ではシュポットのチューブ洗浄の手間の少なさが大きな魅力ですが、新型S-505ではお手入れのしやすさにも改良が加えられています。
なお、S-505はS-504より吸引圧の公表値が異なります。新型だから吸引力も必ず強くなっている、というわけではありません。
メルシーポットを購入する際は、商品名だけでなく「S-504」「S-505」の型番まで確認しておきましょう。
シュポットがおすすめな人
シュポットは、次のような方に向いています。
- 自宅で使う据え置き型の鼻吸い器を探している人
- 吸引圧と吸引流量の両方を重視したポンプ設計に魅力を感じる人
- チューブに鼻水が通りにくい構造を重視する人
- ノズルやチューブを本体上部にまとめて収納したい人
自宅中心で使うなら、シュポットは十分に検討する価値のある商品です。
ただし、価格はメルシーポットS-505より高めなので、据え置きで使うことや吸引性能の仕様にどこまで価値を感じるかが選ぶポイントになります。
メルシーポットS-505がおすすめな人
メルシーポットS-505は、次のような方に向いています。
- 電動鼻吸い器の購入費用を抑えたい人
- 自宅だけでなく旅行や帰省先でも使いたい人
- コンセントと乾電池の両方に対応した商品がほしい人
- 収納場所を取らないコンパクトな鼻吸い器を探している人
- 吸引力を3段階から選びたい人
S-505は、小さな本体に電源の使い分けや簡単なお手入れなど、日常的に使いやすい工夫が詰まっています。
特に、価格と持ち運びやすさの両方を重視する方には選びやすいモデルです。
シュポットは購入前に改良部品についても確認しよう
シュポットについては、メーカーから重要なお知らせが出ています。
ピジョンは2025年8月6日、シュポットの鼻水キャッチャーについて、自主改修と改良部品の無償配布を発表しました。
対象となるのは、2023年6月から2025年7月までに製造された製品です。
鼻水キャッチャーを一部分解した状態で予期せず電源が入ると、強い吸引力によって窒息やケガにつながるおそれがあることが理由です。
2025年8月以降に製造された改良部品入りの製品は、無償配布の対象外となっています。
中古品や以前の在庫品を購入する場合は、改良部品が付属しているか確認しておくことが大切です。
また、どちらの鼻吸い器も医療機器です。使用前に取扱説明書を読み、使用時間や吸引方法、衛生管理などの注意事項を守って使用してください。
シュポットとメルシーポットの違いを比較まとめ
シュポットとメルシーポットS-505は、どちらも赤ちゃんの鼻水ケアに使える電動鼻吸い器ですが、特徴は異なります。
自宅での使用が中心で、吸引性能の公表仕様や本体の収納性を重視するならシュポット。価格やコンパクトさ、持ち運びやすさを重視するならメルシーポットS-505が候補になります。
また、最新のS-505はお手入れもしやすい構造になっているため、旧型S-504との比較で見られるような洗浄の手間の差は小さくなっています。
毎日の自宅での使い方を重視するか、外出先でも使える手軽さを重視するか。家庭での使用場面を考えながら選んでみてください。
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